毎日すれ違う人も、
いつものまちなみも。
少しだけ見え方が
変わる日がある。

同じ音楽に合わせて踊り、
声を掛け合い、笑いあう。

誰かと過ごす時間が、
見慣れた景色を
少しだけ、
特別なものにしてくれる。

“はじめまして”でも、

踊るたびに、近づく距離。

小学生の頃、沿道から眺めていたおいでんの総踊り。みんな楽しそう。そんな憧れが、おいでんとの最初の出会いだった。高校ではダンス部の仲間と、社会人になった今は会社のチームと。おいでんとの縁は、今も続いている。

今年は、約50人のチームをまとめるリーダーとして参加。練習にはダンス経験のある人も、初めて踊る人も集まる。年齢も部署もさまざま。普段はほとんど話す機会のない人もいる。最初は少しぎこちなかった空気も、練習を重ねるたびに笑顔が増え、自然と会話が生まれる。うまくそろえば一緒に喜び、思うようにいかなければ励まし合う。その積み重ねが、会社の人だった関係を一緒に踊る仲間へと変えていく。

同じ時間を重ねるうちに、いつの間にか仲間になっている。そんな人と人とのつながりも、総踊りならではの魅力なんだと思う。

12 練習は毎週1回、1時間のみ。限られた時間の中、講師から教わる振り付けやコツを真剣に聞き、踊りの質をみんなで高めていく

34 ポンポンを持ち、掛け声をあげれば、テンションもUP。4列縦隊を組んで本番さながらのリハーサルも 5チームが一丸となり、休憩中も笑顔があふれる

いつものまちが、

もっと好きになる。

練習を重ねて迎えた本番。音楽が流れ始めると、それまで一緒に汗を流してきた仲間と息を合わせ、まちなかを踊り進む。沿道から届く拍手や手を振ってくれる人たちの笑顔。その一つひとつが、自然と背中を押してくれる。

高校生の頃は、踊ることが楽しい。そんな気持ちで参加していた総踊りも、今は少し違う。仲間と息を合わせて踊るうちに、自分もこの景色をつくる一人なんだと思えた。踊っている人も、見守る人も、応援する人も。その日だけは、みんなが同じ景色をつくっている。だからこそ、おいでんは毎年、多くの人を惹きつけるのかもしれない。

仲間と踊ることで、このまちとの距離も少しずつ近づいていく。何気なく歩いていた道も、すれ違う人も、以前より少し身近に感じられるようになった。 (20代女性:豊田市在住)

6豊田おいでんまつりの総踊りは市民参加型。12人以上であれば、参加人数に上限はなくエントリーが可能 7衣装もチームで用意する

8当日は各踊り連(チーム)が練習の成果を披露。踊りにはベーシック・フリースタイルの2種があり、どちらも見応え十分9おいでん踊りは1曲3分30秒。基本、2曲踊るごとに休憩を挟み、水分補給などを行う 10 11駅前一帯をパレード形式で踊り進む
(取材協力:豊田信用金庫)

誰かと踊る、その先に

練習を重ねる中で育まれた仲間とのつながりは、
本番で沿道の声援や笑顔と重なり、まちを包む大きな熱気へと変わっていく。
仲間とともに踏み出した一歩が、まちを好きになるきっかけになる。
ひとつになる日は、そんな一歩の積み重ねなのかもしれない。
その輪は、来年も、その先も、このまちで。

【取材日:2026年7月】

毎日すれ違う人も、
いつものまちなみも。
少しだけ見え方が
変わる日がある。

同じ音楽に合わせて踊り、
声を掛け合い、笑いあう。

誰かと過ごす時間が、
見慣れた景色を
少しだけ、
特別なものにしてくれる。

“はじめまして”でも、

踊るたびに、近づく距離。

小学生の頃、沿道から眺めていたおいでんの総踊り。みんな楽しそう。そんな憧れが、おいでんとの最初の出会いだった。高校ではダンス部の仲間と、社会人になった今は会社のチームと。おいでんとの縁は、今も続いている。

今年は、約50人のチームをまとめるリーダーとして参加。練習にはダンス経験のある人も、初めて踊る人も集まる。年齢も部署もさまざま。普段はほとんど話す機会のない人もいる。最初は少しぎこちなかった空気も、練習を重ねるたびに笑顔が増え、自然と会話が生まれる。うまくそろえば一緒に喜び、思うようにいかなければ励まし合う。その積み重ねが、会社の人だった関係を一緒に踊る仲間へと変えていく。

同じ時間を重ねるうちに、いつの間にか仲間になっている。そんな人と人とのつながりも、総踊りならではの魅力なんだと思う。

12練習は毎週1回、1時間のみ。限られた時間の中、講師から教わる振り付けやコツを真剣に聞き、踊りの質をみんなで高めていく

34 ポンポンを持ち、掛け声をあげれば、テンションもUP。4列縦隊を組んで本番さながらのリハーサルも 5チームが一丸となり、休憩中も笑顔があふれる

いつものまちが、

もっと好きになる。

練習を重ねて迎えた本番。音楽が流れ始めると、それまで一緒に汗を流してきた仲間と息を合わせ、まちなかを踊り進む。沿道から届く拍手や手を振ってくれる人たちの笑顔。その一つひとつが、自然と背中を押してくれる。

高校生の頃は、踊ることが楽しい。そんな気持ちで参加していた総踊りも、今は少し違う。仲間と息を合わせて踊るうちに、自分もこの景色をつくる一人なんだと思えた。踊っている人も、見守る人も、応援する人も。その日だけは、みんなが同じ景色をつくっている。だからこそ、おいでんは毎年、多くの人を惹きつけるのかもしれない。

仲間と踊ることで、このまちとの距離も少しずつ近づいていく。何気なく歩いていた道も、すれ違う人も、以前より少し身近に感じられるようになった。 (20代女性:豊田市在勤)

6豊田おいでんまつりの総踊りは市民参加型。12人以上であれば、参加人数に上限はなくエントリーが可能 7衣装もチームで用意する

8当日は各踊り連(チーム)が練習の成果を披露。踊りにはベーシック・フリースタイルの2種があり、どちらも見応え十分 9おいでん踊りは1曲3分30秒。基本、2曲踊るごとに休憩を挟み、水分補給などを行う 1011駅前一帯をパレード形式で踊り進む
(取材協力:豊田信用金庫)

誰かと踊る、その先に

練習を重ねる中で育まれた仲間とのつながりは、
本番で沿道の声援や笑顔と重なり、
まちを包む大きな熱気へと変わっていく。
仲間とともに踏み出した一歩が、まちを好きになるきっかけになる。
ひとつになる日は、そんな一歩の積み重ねなのかもしれない。
その輪は、来年も、その先も、このまちで。

【取材日:2026年7月】